Eggコミュニケーション - 幼稚園・保育園専門







        園長先生のための
      『職員採用面接のポイント』②



<第一印象が大事>

会う前の第一印象は履歴書ですが、では、人の第一印象はどれくらいの時間で決まるかというと、3~5秒といわれています。
マーケティングによるものなので、2秒という人も10秒という人もいますが、要するに“一瞬”で決まってしまうということです。

1つの動作を加えると約30秒
たとえば、ドアを「コンコン コンコン」(4回)とノックし、「失礼します」と入出します。
名前を名乗り、「どうぞお掛け下さい」と言われてイスに座ります。
この一連の動作で約30秒です。

  ・ノックの仕方
  ・挨拶
  ・声
  ・歩き方
  ・お辞儀の仕方
  ・座り方
  ・表情

これらたくさんの判断材料が、最初の30秒に詰まっています。

「人は見かけじゃない」というのは、後々思うことです。

人は、第一印象を手掛かりとして、相手とどのように向き合うべきかを考えます。第一印象は、相手の話を聞くに値するかの判断基準になります。

私が面接をするときには、最初の30秒で、応募者を3つのグループに分けます。

①この職には適正ではないと感じる人

②適正に感じるのでもっと知りたい、確信を得たいと思わせる人

③履歴書は立派だし優秀に見えるのに、何か違和感を感じる人

私は①の方だけではなく、③の方も採用しません。
この“30秒勘”なるものは、当たることが多かったのです。
私がコミュニケーションについて勉強する以前のことですが、③の方を採用し、採用後にその違和感の理由がわかり、痛い目にあった経験があるからです。

ただし、面接官はそれぞれの“30秒勘”を持っています。
自分の“30秒勘”に確かな理由付けをするために、20分~30分と面接を続けます。
必ずしも、私と同じ勘を持つとは限りませんので、面接官が複数の場合、意見を交し合い、見極めるのです。

保育士・幼稚園教諭の面接に携わる方には、それぞれの“30秒勘”を養っていただきましょう。
以下の点を、観察してみてください。



第一印象に影響を与えるものは、身だしなみやマナーがきちんとしているかという点ですが、これは当たり前のことです。よりよい人材を見極めるためには、更にこんなところに注目しましょう。


 身だしなみは 【 端・先 】を見る 

 ・指先=爪が伸びていない、ネイルをしていない
 ・指先を揃え、伸ばして手を組んでいる
 ・筆記試験のとき、正しい鉛筆の持ち方ができている
 ・毛先=髪の手入れが行き届いている
 ・髪の色が明る過ぎない
 ・長い髪は毛先が邪魔にならないように束ねている
 ・足元・爪先=靴の手入れが行き届いている
 ・靴の脱ぎ方、揃え方が綺麗で正しければ
 ・長時間でも、足をきちんと揃えて座っている
 ・袖口=服の袖口が汚れていない
 ・襟元=襟があれば、襟元までアイロンが掛けてある
  (胸元が開いて気になる服はNG
 ・語尾=語尾まできちんと聞こえる話し方であれば



 音を聴く 

  ・歩く音=靴やスリッパの音が大きいとNG
 ・ドアの音=ドアが閉まる最後まで手を添えていたら
 ・イスの音=イスを引き摺らないように気を付けていたら
 ・休憩時間ではないのに、おしゃべりや聞こえるような独り言を言っていたらNG



 返事・あいづち 

 ・短くはっきりとした「はい」
  「はぁい」「うん」はNG
 ・顎を突き出すような頷きはNG
 ・順番で呼ばれたときに、はっきりとした返事をしたら




 表情・視線 

 ・常に口角が上がり、優しい表情だったら
 ・作り過ぎの笑顔に要注意
 ・考えながら話すときでも、眉間にシワを寄せない
 ・考えながら話すときでも、適度に視線を合わせられたら
 ・質問した面接官だけを見て答えるのではなく、複数の面接官がいる場合には全員を見回しながら話ができたら
 ・回答するときの視線に要注意

 [参考] 
 *相手の視線が、自分から見て左側を向くと、経験したことがないことや見たことのない映像をイメージしています。
 *相手の視線が、自分から見て右側を向くと、経験したことや見たことのある光景を思い出しています。
    ※上記は右利きの場合。左利きの人は逆になります。  
 *事実だけれど、うまく話すにはどうしようと考えているときは、視線が定まらないことがあります。 

相手の視線が右側を向いているときは過去を思い出しているので、本当の事を答えているということになり、左側を向いている場合は、記憶にない事柄をイメージしているので、相手の答えは嘘の可能性が高いということになります。



 距離感 

 ・面接を進めるうちに、言葉やあいづちが慣れ慣れしくなった要注意



 色・柄 

  ・面接官が落ち着かないような色柄は避ける
  ※仏教保育の園もありますし、
  仏教保育に限らず、面接時には鞄や靴にもヒョウ柄を使わないように気を配っていたら